普段何気なく飲んでいるコーヒー。 目次
そのコーヒーには、ダイエットにも効果があるとされています。
巷では「コーヒーを飲んだら痩せる!」という噂も耳にしますが、今回はその理由をご説明したいと思います。
ちなみに、コーヒーは「飲めば痩せる」ものではなく、「ダイエットにも効果がある」という認識を持ってください。
過剰に摂取すると逆に脂肪に変わってしまうことがあるため、注意が必要です。
コーヒーがダイエットにおすすめな理由
コーヒーにカフェインが含まれているのはご存知かと思いますが、実はこのカフェイン、ダイエットにも効果があるんです。
脂肪燃焼効果
まず、脂肪を燃焼させるには脂肪を代謝する必要があります。
この脂肪を代謝させるのが「リパーゼ」と言われる消化酵素なのですが、カフェインにはリパーゼを活性化させる効果があるんです。
そのため、運動前にコーヒーを飲むことでリパーゼが活性化され、脂肪の燃焼を早く行うことができるんですね。
通常、有酸素運動を始めて20分程度は糖質が多く使われますが、事前にコーヒーを飲んでおくことで糖質よりも脂肪を多く使うように働きかけてくれます。
血行が促進される
カフェインには、体に流れる血行を促進する効果もあります。
血行が良くなると代謝が上がって体温も上昇し、痩せやすい体を作ることができます。
実際、体温が上がると基礎代謝が15%程度上がると言われています。
効率良く脂肪を燃焼させることができるため、代謝の促進はダイエットの成功に一役買ってくれるというわけです。
ダイエットは「体重を落とす」ことに重点を置く方も多いですが、代謝を上げることで健康的に痩せることができますので、ぜひ知識として入れておいてもらえればと思います。
また、血流が良くなると冷えやむくみの解消につながるので、体温が低下することによる不調にお悩みの方にもおすすめです。
利尿効果
コーヒーを飲むと、カフェインの利尿作用によって頻繁にトイレに行きたくなります。
そのため、体に溜まっている水分や老廃物を排出し、アンチエイジングやむくみの改善にもつながります。
「足がむくんで困っている」という場合は、ぜひコーヒーを飲みましょう。
また、カフェインには腸の神経を刺激する作用があるので、便秘でお悩みの方にもおすすめです。
脂肪の燃焼を助けるクロロゲン酸の存在
上述したクロロゲン酸について、もう少し深く掘り下げてみましょう。
脂肪の燃焼を助けるクロロゲン酸はコーヒーなどに含まれるポリフェノールの一種で、強い抗酸化作用があるのが特徴です。
クロロゲン酸はコーヒーポリフェノールとも呼ばれており、実はカフェインよりも多く含まれています。
抗酸化作用とは
人は酸素を取り入れることでエネルギーを作りますが、ストレス等が原因で一部の酸素が酸化力の強い「活性酸素」に変化します。
この活性酸素が増えると体内を酸化させてしまい、生活習慣病を引き起こします。
クロロゲン酸はこの活性酸素によるダメージから守ってくれるため、アンチエイジングにも効果的です。
糖尿病予防
生活習慣病の一つである糖尿病は、運動不足などの不規則な生活が原因と言われています。
また糖尿病が悪化することで動脈硬化などの様々な悪影響を引き起こします。
クロロゲン酸は、糖尿病の原因となる糖の吸収を抑えてくれますので、血糖値の上昇を防ぎ、結果的に糖尿病を予防できます。
コーヒーに砂糖を多く入れる方がいらっしゃいますが、これでは糖を余分にとってしまうので注意が必要です。
飲み方にも注意して、効果的にダイエットを行いましょう
コーヒーに含まれるカフェインやクロロゲン酸には、様々な効果があります。
うまくこれらの成分を取り入れて、より効果的なダイエットをしていきましょう。
ちなみに、ダイエットを目的としてコーヒーを飲むのであればインスタントよりもドリップがおすすめです。
というのも、カフェインやクロロゲン酸の含有量はドリップの方がインスタントの倍ほど多いのです。
ドリップをしたことがない方は面倒に感じるかも知れませんが、コーヒーの香りが楽しめることもありますので、これを機会にぜひ本格的なコーヒーにチャレンジしてみてください。