仕事や勉強のお供にコーヒーを飲む方も多いのではないでしょうか。
コーヒーを淹れたときの香りは、なんとも言えないいい匂いですよね。
実は、コーヒーにはリラックス効果、集中力アップ効果があるのです。
リラックス効果・集中力アップ効果
コーヒーは、その昔からアラブやヨーロッパの国々で薬としても使われていたそうです。
コーヒーの香りは脳科学的な研究からリラックス効果が高いということが分かっています。
嗅覚は五感の中で脳の奥まで直接届くため、香りによる影響力はとても高いと言えますね。
ドラマや映画のワンシーンでも、とりあえずコーヒーを飲んで落ち着こうという場面が多いと思います。
これは「何となくコーヒー」というわけではなく、昔からコーヒーの香りにリラックス効果があると認識されているからではないでしょうか。
コーヒーの香りで脳からα波が出る
杏林大学医学部の古賀良彦教授らは、「香りには心を揺さぶる効果がある」として香りによるリラックス効果を検証しました。
人間はリラックスしたときに脳からα波が多く出ますが、コーヒー粉末、レモン油、蒸留水を用いてリラックス効果を検証した結果、コーヒーが一番α波が多く出ることが分かりました。
また、20代の女性10人に5分間隔で6種類のコーヒー(ブラジルサントス、グアテマラ、ブルーマウンテン、モカマタリ、マンデリン、ハワイ・コナ)の香りを数十秒間ずつ嗅いでもらい、その間の脳波を分析した結果、豆によってリラックス効果の違いがあることが分かりました。
実験の結果、グアテマラとブルーマウンテンからは最も多くのα波があると立証されましたが、マンデリンやハワイ・コナにはα波があまり見られなかったとのこと。
集中力アップ
古賀教授は人の集中度を図る「P300」という指標がコーヒーの香りによってどう変わるのかを調べました。
その結果、ブラジルサントスやマンデリン、ハワイ・コナが情報処理速度を早める効果があるということが分かりました。
そのため、
リラックスしたい場合はグアテマラとブルーマウンテン、集中力を高めたい場合はブラジルサントスやマンデリン、ハワイ・コナの香りを嗅ぐことをおすすめします。
また、コーヒーの香りでより高いリラックス効果を得たい場合は、深煎りのコーヒーがおすすめとのこと。
※こちらの実験は「香り」に関する効果であり、実際に飲むとカフェインの興奮作用の方が大きくなるため、ご注意ください。
参考文献:全日本コーヒー協会「香りから生まれる、 「癒し」と「集中力」。」
本格的な香りを楽しむなら、より質の高いコーヒーを選ぼう
コーヒーは、味を楽しめるのはもちろん香りも楽しむことができますね。
仕事終わり、勉強の合間にコーヒーの香りで癒されている方も多いのではないでしょうか。
缶コーヒーやインスタントコーヒーも良いですが、一番のおすすめは自分で淹れたコーヒーの香りを楽しむこと。
鮮度も質もこだわったコーヒーを楽しみたい場合は、ネット通販でコーヒー豆を購入することをおすすめします。
ネット通販では、注文後に焙煎して送ってくれるお店を選びましょう。
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