仕事の休憩中、休日のブレイクタイムなどに飲むコーヒー。
リラックス効果もある香りに癒される方も多いのではないでしょうか。
そんなコーヒー、飲んだ後に気分が悪くなることはありませんか?
中には胃がムカムカする、吐き気が収まらないという方もいらっしゃるかと思います。
いつもと変わらず飲んでいるのに、なぜ調子が悪くなってしまうのか?
こちらの記事では、「なぜコーヒーを飲んで気分が悪くなるのか?」についてご紹介していきます。
コーヒーによって気分が悪くなる原因
コーヒーを飲んで気分が悪くなる原因は、
・胃液が過剰に分泌されている
・カフェインによる自律神経の乱れ
の3つが考えられます。
コーヒーの酸化
コーヒーには抗酸化作用があることが知られていますが、実はコーヒー豆自体も空気に触れることによって酸化が進んでいます。
そのため、焙煎が終わってから時間が経過したコーヒー豆を使って淹れたコーヒーを飲むと、体が拒否反応を示して気分が悪くなることがあります。
コーヒー豆はなるべく早めに飲んでしまうことが理想ですが、しっかりと保存すれば1ヶ月以上に渡って良好な状態を保つことが可能です。
また、お店で出されたコーヒーも時間を置きすぎると酸化が進み、気分が悪くなることがあるようです。
胃液が過剰に分泌されている
コーヒーには胃液の分泌を促進させる成分が含まれています。
本来であれば食べ物の消化を助けるためにメリットになりますが、ストレスなどで体調が変化しているときに摂取すると胃液が過剰に分泌される「胃液過多」の状態になってしまいます。
コーヒーによる胃液過多の状態に悩まされている方は、一日に飲む量を制限する、または空腹時の摂取を避けるようにしましょう。
なお、それでも症状が収まらない場合はコーヒーを飲むのを一旦止め、病院で診察を受けることをおすすめします。
カフェインによる自律神経の乱れ
コーヒーによって気分が悪くなる原因の一つに、自律神経の乱れがあります。
自律神経は、昼間に活動的な動きをする「交感神経」安静時や夜間に活発な動きをする「副交感神経」の2つがあり、この2つのバランスが崩れるのが自律神経の乱れと呼ばれます。
カフェインには覚醒作用があることはご存知かと思いますが、このカフェインは交感神経を刺激する働きがあり、交感神経が優位になりすぎることで自律神経が乱れるのです。
自律神経が乱れると、吐き気や頭痛、動機、不整脈、めまいなどの症状が現れます。
また、自律神経の乱れはストレスや不規則な生活も要因の一つとして考えられるため、生活習慣が乱れている方はライフスタイルを見直すことをおすすめします。
気分が悪くなったときの対処法について
実際にコーヒーを飲んで気分が悪くなってしまったときの対処法をご紹介します。
お湯を飲む
コーヒーを飲んで気分が悪くなったときは、適度に温めたお湯を飲むのが効果的。
温かいお湯は胃に負担を与えず、体内のカフェインやクロロゲン酸を薄めることができます。
また、お湯を飲んでホッと一息つくことで副交感神経が刺激され、自律神経バランスを取り戻す効果も期待できます。
水を飲む
すぐにお湯が準備できない状態であれば、大量の水を飲むことをおすすめします。
ただし、冷たい水は逆効果となってしまうため、できれば常温のものを飲むようにしてください。
ストレッチと深呼吸で心身をリラックスさせる
気分が悪くなるとつい体に力が入ってしまいますが、これは逆効果です。
ストレッチと深呼吸を行うことで体をリラックスさせ、血行を促進させましょう。
特に仕事や家事などに追われてイライラしている方は、ぜひこの方法を試してみてください。
自分なりの飲み方を探してみよう
今回ご紹介したように、コーヒーを飲んで気分が悪くなる原因は実に様々です。
その中でも、やはりストレスが過度にかかっているときに気分が悪くなる方が多く見受けられます。
イライラしてどうしようもない、そんなときは一息ついてリラックスしてください。
また、新鮮なコーヒー豆を使って淹れたコーヒーであれば、そこまで気持ち悪くなることもないかと思います。
上述したように保存状態の悪い古いコーヒー豆は、気分が悪くなる原因となってしまいます。
そのため、新鮮なコーヒー豆を通販で購入される場合は、注文を受けてから焙煎してくれる店舗を選びましょう。
正しい飲み方、知識を身に付けて、より良いコーヒーライフをお過ごしください。